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冷却系のカスタム

バイクの冷却系をカスタムする理由

バイクをカスタムする目的の一つに、エンジンの性能を今よりも引き出すことがあります。
冷却系のカスタムで得られるメリットもそれで、エンジンは稼働している間は常に熱を発しています。
エンジンの性能をしっかり発揮するためには、その熱をいかに安定させるかが重要です。
実際そのために各メーカーはさまざまな方式を考えて、エンジンの熱を制御しようとの努力を続けてきました。

エンジンが熱くなりすぎると、エンジンオイルも熱くなりすぎて潤滑という大切な役割を果たせなくなってしまいます。
そうなると、パーツの焼き付きなども起こるでしょう。
それを防ぐために、これまでさまざまな冷却方法が考えられてきました。
空冷、油冷、水冷と変化してきたのもその進化の過程です。

したがって、今のバイクはどれも冷却効率が最大に働くように設計されています。
ただし、それはもちろんバイクの各部がすべて純正品であることが前提です。
点火系、キャブレター、マフラーなどを社外品に交換している場合、純正状態のままでは本来の冷却効果が得られません。

ではどうすればよいかというと、冷却系自体を交換してカスタムしてしまうわけです。
点火系を強化している場合、出力のアップによってもともとの冷却系の許容量を超えてしまっていることが考えられます。
そこで、ラジエーターやオイルクーラーなどの冷却系を大型化し、冷却効率をアップすることで強化した出力に対応する必要があるというわけです。

冷却系のカスタムをしなかったからといって、すぐにオーバーヒートとなってエンジンが故障するというわけではありません。
しかし、純正状態でなくなっている以上、エンジンの発する熱を安定して制御できなくなっている恐れがあります。
それでは、せっかくのカスタムの効果も最大限に発揮できません。
ですので、出力系をカスタムをしたのであれば併せて冷却系もカスタムしておきたいのです。

ただし、冷却系のカスタムとは単に冷却装置を大きくすればよいわけではありません。
エンジンが熱くなりすぎてはいけませんが、熱を下げすぎるのもエンジンにとってはトラブルのもとです。
適切なサイズのラジエーターやオイルクーラーを選び、適度な状態に温度をしっかり管理する必要があります。

冷却系のカスタム方法

冷却系のカスタムでは、それがラジエーターであれオイルクーラーであれ、走行時の風を当てるように取り付ける必要があります。
走行風によって冷却水やオイルクーラーを冷やす必要があるからです。
ですので、冷却系のカスタムでは、まずは風が当たる場所を考えましょう。

ただし、車体の横に取り付けると車幅が大きくなりすぎることもあります。
何かにぶつかって破損するリスクも高いです。
それを考えると、ラジエーターやオイルクーラーを設置するのはエンジンの前方がよいでしょう。

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