カウルの塗装ならDIYでも簡単
バイクのカウルは、バイク全体を覆うタイプもあれば、ハンドルからヘッドにかけて覆っているハーフタイプ、そしてコンパクトなサイズが特徴のビキニタイプなどがあります。
カスタムにはいろいろな方法がありますが、中でも塗装を変えるカスタムならDIYでも簡単にできます。
カウルの塗装を変える際には、まずは表面を洗ってきれいにした上で耐水やすりを使ってやすりがけをします。
修理する箇所がある場合、ここでパテを使って修理したりシリコンオフを使って脱脂すると良いでしょう。
塗装の下準備ができたら、いよいよ塗装をしていきます。
一回の塗装だけではムラができやすいので、何回か塗装をしてムラをなくしましょう。
ムラなく塗装ができたら、その上にクリアコーティングをかけることで艶感を与えることができます。
カウルの素材を変えることもできる!
カウルのカスタムでは、素材を変えることもできます。
素材によって性質が異なり、素材を変えることによって強度や重量が変わります。
例えば、リーズナブルさと修理のしやすさで素材を選ぶならABS樹脂が良いでしょう。
加工しやすさが魅力の素材です。
強化プラスチックのFRP素材は、グラス線維を使って素材の強度が高められているのが特徴です。
ABS樹脂と比べると加工がしづらいというデメリットはありますが、DIYで加工できる素材なのでカスタムにもおすすめです。
カーボン素材は、DIYでのカスタムは難しいかもしれません。
これは強度や耐熱性がバツグンというだけでなく、軽量な素材としても人気があります。
ハイスペックなので購入する際の費用は高めとなりますし、加工がしづらいという点からショップへ依頼してのカスタムを希望する人におすすめです。
カウルの素材を変える際には、カットを変える事もできます。
例えばバイクのハンドルをカスタムすると、カウルの形が合わなくなってしまうことがあります。
その場合には、カウルの形を変える必要性が発生します。
カット方法を変える際に素材も合わせて変えるという人は多く、このカスタムをする事によってバイクの見た目の雰囲気や操作性が大きく変わります。
カスタムは違法改造にならないように注意しよう
カウルのカスタムをする際には、スペックが違法改造にならないように注意する必要があります。
カスタムが必ず違法になるわけではありませんが、カスタムしたことによって車検証に記載されているサイズから大きく変わる場合には注意が必要です。
またシングルシートカウルをカスタムするとバイクの乗車定員が2名でも危険とみなされるため、バイクの2人乗りをしているだけで違反となってしまいます。
この点も注意しましょう。
ちなみにカウルのカスタムが原因で違反改造と判断された場合、違反点数は1点、そして罰金は6,000円となります。
違反改造にならないためには、DIYでカスタムした場合にはバイクショップに持参して点検してもらったり、違反にならないことを確認してもらうと良いでしょう。