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スロットルワイヤーの点検・調整

エンジンからキャブレターを外すところから始める

スロットルワイヤーは、アクセル操作にとても重要なパーツですし、時間の経過と共にだんだんと動きが悪くなっていくものですので、定期的にメンテナンスをする必要があります。
正しい手順さえ守ればそれほど難しくありませんので、バイクの性能維持のために行うようにしましょう。

スロットルワイヤーの点検と調整を行うためには、まずエンジンからキャブレターを取り外すところから始めます。
そして、取り外したキャブレターからスロットルワイヤーを分離します。

この際にワイヤーを指でつかんで、上下に動かして滑らかに動くかどうかをチェックします。
もしなんとなくひっかかるような感じがしたり、動きが重かったりするようであれば、洗浄が必要となりますのでさらに作業を進める必要があります。

パーツクリーナーを使ってしっかりと洗浄する

スロットルワイヤーの洗浄をする際には、ワイヤーインジェクターを使うと便利です。
インジェクターで市販のクリーナーを注いで、汚れを落としていくことができます。
この洗浄作業を行う時には、ワイヤーに曲がり癖がついてしまっていないかどうかチェックすることで、よりスムーズな動きに戻すことができます。

スロットルワイヤーの洗浄では、必ず引く側と戻っていく側の両方にクリーナーを注ぐようにして、完全にすべての部分が洗浄されるようにしましょう。
そうしないと、残っている汚れが他の部分に移動してしまって、せっかく洗浄したところも再び汚くなってしまうからです。
また、急いで行うのではなく、ゆっくりとクリーナーをきちんと浸透させるような感覚で洗っていきましょう。

スロットルワイヤーの汚れはグリス汚れで、軽く洗っただけではあまり落ちませんので、丁寧にゆっくりと行うことがポイントです。
また、できるだけパーツで隠れている部分にもクリーナーを注ぐようにして、汚れを取り除けるようにしましょう。

最後の調整を丁寧に行う

洗浄が済んだら今度はワイヤーグリスもしくはチェーンループを付けます。
これをしないとスロットルワイヤーの潤滑油がなくなってしまいますので、動きがさらに悪くなりますし、下手すると摩耗によってスロットルワイヤー自体が消耗してしまうことになります。

最後にパーツを組み立てて、スロットルが問題なく動くことと、チョークレバーを動かすとバルブが動作することをチェックしましょう。
新しいスロットルワイヤーに替えないのであれば、スロットルの位置調整はさほど必要ありませんが、洗浄したことによって軽くなりますので、最初はなんとなく違和感を覚えることもあります。
このような手順でスロットルワイヤーをメンテナンスすることで、快適な走りをいつまでも楽しめるようになります。

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