ホイールの種類にはどんなものがあるのかを紹介
バイクのホイールにも色々な種類があります。
その中でも特に多く使われているのがキャストホイールであり、型に溶かした鉄などといった材料を流し込み作られます。
今はオンロードの多くのバイクで使われていて、非常に硬さがあり丈夫さにも秀でていて、たわむことがないといった性質を持っているのです。
重さはあるものの、硬いので路面の状況をそのままライダーの方に伝えてくれる特性もあります。
スポークホイールは、原理が自転車のホイールと同じという点が特徴です。
とても軽くて柔らかく、スポーツがたわむために良く衝撃を吸収してくれるので、オフロードバイクに多く使われています。
ただ、キャストホイールよりも耐久性が弱いという点は、覚えておく必要がありますね。
ディッシュホイールは、キャストホイールと作り方が同じであり、鋳造したものや2枚の板をリベットによって合わせたタイプなどがあります。
アメリカンバイクに主として使われているホイールです。
キャストホイールと同様に硬くて重いものの、横風を直に受けてしまうのでバイクの安定性が悪くなりますし、ホイール内の風通しが良くないためにブレーキキャリパーの放熱性も悪いという難点があります。
プレスホイールは、現在ではさほど使われてはいません。
以前は原付バイクなどに多く使われていました。
中のスポーク部分と周辺のリム部分を溶接しくっつけていて、二重構造となっているのが特徴です。
ホイールの取付方法とはどんなものか
フロントホイールを取り付けるなら、まずダストシール溝に万能グリスを塗ります。
水の浸入とダストを防止するのが目的であり、ダストシール溝と縁が水平になるようにするのが目安です。
続いてホイールカラーをフロントホイールに取り付けていくのですが、ホイールカラーとホイールベアリングにグリスが付いたなら、ウエスで拭き取ります。
続いて、ホイールカラーに薄めに万能グリスを塗り、ホイールの左右に取り付けます。
塗るところというのは、ダストシールと接触する部分のみで問題ありません。
グリスがはみ出してしまった場合には、綿棒を使い拭き取るのがポイントです。
ホイールカラーは左右で大きさが異なるため、チェックしたうえで取り付けるようにしてください。
それから、フロントアクスルシャフトに万能グリスを薄く塗って、アスクルシャフトを片手で持ちましょう。
そして左手でホイールの上部分を持って、左足をタイヤの下に潜りこませます。
次は左足のつま先で高さの調節をして、アクスルシャフトを挿入するのです。
その後はアスクルボルトかアスクルナットを指定トルクで締め付けます。
キャリパーをウエスで覆い、車体に取り付けてブレーキレバーを握りつつ、指定トルクで締め付けてください。