館山自動車道で行く南房総
館山自動車道が全面開通したのは、2007年のことです。
それ以来、南房総がかなり近く行きやすくなりました。
今回は、そんな南房総を目的地としたツーリングで、百姓屋敷レストランの食事を楽しんだら海を見ながら走り、帰ります。
百姓屋敷レストランは、なかなか珍しいお店なので是非立ち寄ってみてください。
南房総へのルートと里山のレストラン
目的地は百姓屋敷レストランのじろえむです。
ここまでは館山自動車道を使い、富浦ICで国道127号線に入り、その後県道88号線を走ればじろえむに到着です。
富浦ICからの所要時間は、およそ1時間です。
完全予約制、2時間で3組しか受け入れてもらえないので、予約してから出かけましょう。
その分、ゆったり落ち着いてランチを楽しむことができます。
じろえむは、江戸時代の初め頃から続いている稲葉家の14代目当主によって切り盛りされており、田んぼが3000坪、畑・果樹園も3000坪、こだわりの有機農法を続けて30年以上になります。
この広い土地には約1300羽もの鶏がおり、ゆうゆうと育っています。
ご飯はおひつでたっぷり出てきますが、このご飯は当主が育てた有機米です。
この他、平飼いの鶏を使ったソーセージ、有精卵で作った玉子焼き、汁物、酢の物などの素朴さがありながらも、素材にはこだわりがあり滋味たっぷりの小皿料理が出てきます。
古民家の居間を食卓にしており、風情と歴史を感じながら食事ができます。
海と大きな涅槃仏に圧倒される
素朴ではあっても豪華な食事を堪能した後は、国道127号線に戻ります。
そこから南下すると常楽山萬徳寺があり、荘厳な雰囲気が漂っています。
ここには全長16m、重さは30tもある青銅でできた有名な涅槃仏が横たわり、目の前にするとかなりの迫力です。
萬徳寺はガンダーラ様式として世界有数の大きさを誇っています。
さらに南下すれば国道410号線と合流、そのまま海沿いを走っていると野島崎灯台が見えます。
日本最古の洋式灯台の1つであり、フランス人技師が明治2年に設計しました。
位置的には、房総半島最南端となっています。
周囲には公園があり、海風を感じつつ遊歩道をのんびり歩くのも良いものですよ。
灯台最上部には展望台があるのですが、ここから見渡す太平洋の眺めは素晴らしいものです。
景色を楽しんだら国道410号線に戻り、海沿いを走った後は内陸を北上します。
その後、県道34号線と当たったら西に向かって、鋸南保田ICで館山自動車道に入ったらこの南房総ツーリングも終わりとなります。