奥多摩で釜飯を楽しむツーリング
今回のツーリングでは、首都圏からすぐ近くと言える奥多摩までの日帰りルートを取ります。
冬はバイクに乗っていなかった、という人にもロングツーリング前の肩慣らしにオススメです。
朝に慌ただしくしたくない、という場合でもゆっくりと出かけて釜飯をランチにいただき、夕方までに帰ってこれる距離なのが良いですね。
ルートとしては、都心をスタート地点と考えると新青梅街道から行くのが1番でしょう。
交通量が多い幹線道路ではありますが、広い道幅のおかげでライディングにストレスを感じにくく、比較的気分良く走ることができます。
しばらく新青梅街道を走ったら、国道16号線と突き当たるのでその手前で青梅街道へ入ります。
青梅市内に入った後は、西へとさらに進めば東京の1地方だとはとても思えないような、趣たっぷりの景色が広がります。
多摩高校を過ぎたくらいから、かなり景色が変わるだけでなく、道も左右にターンするため山深い景色のワインディングを満喫できます。
山の幸を釜飯で味わう
10kmも走れば、青梅線川井駅辺りに到着しているはずです。
御岳を過ぎ、交差点で右に鉄橋、左に奥多摩大橋が見えたら右折し、大丹波への上り坂を約10分走れば大丹波の里に着きます。
「釜めしなかい」の看板が見えてきたら、そこが今回の目的地です。
このお店は、昭和20年代に建設された民家を改装して使っており、玄関にはその名残である囲炉裏があります。
オススメなのはきのこ釜飯で、地元で採られたしめじ、新潟産のコシヒカリを奥多摩の水を使って炊き込んでいます。
しめじは丁寧に1つ1つ手で裂かれ、ゴマが香ばしさを添えています。
素朴ながら、こだわりの味が絶妙な逸品です。
定食としてオーダーすれば、刺身こんにゃくもついてきます。
わさびの葉を混ぜたわさび味、ゆず皮を混ぜたゆず味の2種類があります。
単品で刺身こんにゃくをオーダーすれば、奥多摩産の生わさびもついてきます。
なかいは釜飯以外のメニューも絶品で、大丹波で採れる山の幸を使用した料理を色々と味わうことができます。
鉄板にバターを敷いて焼いたしいたけバター、奥多摩という渓流釣りのメッカだからこそ食べられる川魚の塩焼き等、素朴さが和ませてくれる味ですが、かなり贅沢な素材が多いと言えるでしょう。