マスツーリングならではの醍醐味
ソロツーリングにはソロツーリングだからこそ味わえる楽しみがありますが、バイクに乗るなら一度はマスツーリングを体験してみてはいかがでしょうか。
ソロでは味わえない醍醐味があります。
まずマスツーリングでの思い出は、一人きりで走った時よりも記憶に残りやすいことです。
誰かと一緒に行った場所、そこで見た景色、食べた食べ物など、誰かと共有した思い出はずっと残ります。
これが一人だと、いろんな場所に行ったとしても自分の印象に残らなければじきに忘れてしまうでしょう。
また、自分が忘れていることでも、マスツーリングなら仲間が覚えていることがあります。
何年経っても「あの時のツーリングはああだった」などと思い出話に花を咲かせることができるのです。
マスツーリングの醍醐味は後の思い出だけではなく、走っている最中にもあります。
まず、ロングツーリングでも退屈しなくてすむことです。
ロングツーリングで一日中バイクに乗る場合、300kmぐらいは走ることになるでしょう。
これだけの長距離をずっと一人で走っていると、どうしても退屈してしまいます。
もちろん途中で休憩を入れたり自由にできるのですが、高速道路だとPAも時々しかありませんし、基本直線ばかりなので退屈は避けられません。
その点、仲間とのツーリングなら、たとえ長時間の高速道路でも一人の時よりは退屈しないでしょう。
常に「一緒に走っている仲間がいる」と存在を意識できるだけで、気持ちが全然違うものです。
また、インカムを使えば走行中も仲間と会話ができます。
走りながら話せるのは楽しいですし、トラブルの時には助けになる優れものです。
あまり長距離を走り慣れていない初心者であっても、インカムを使ってコミュニケーションを取りながら走るマスツーリングなら不安なく楽しめるでしょう。
マスツーリングの楽しいところ
ソロツーリングにはないマスツーリングならではの楽しいところは、バイク仲間が自然と増えることです。
マスツーリングは、最初から仲間がいないとできないものではありません。
バイクショップなどが主催するツーリングに参加すれば、最初は一人でも帰るころにはたくさんの仲間ができます。
もちろん人によって気が合う、気が合わないはあるでしょう。
そういう場合、SNSで気の合いそうな人を誘ってみればよいのです。
もしくは、ツーリング仲間を募集している人に参加したいと声をかけてみましょう。
また、ベテランと一緒に走るツーリングは初心者にとって楽しいだけでなく学びにもなります。
先頭としんがりは基本ベテランが走ってくれるので、初心者は真ん中にいて前の人に着いて走るだけです。
そうやって実際に走りながらツーリングで大切なことを学んでいけます。