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バッテリー・電装のメンテナンス

バッテリーが切れかけたときに起こる症状

ここ近年のバイク製品の傾向として、電装部品の強化が挙げられます。

古いバイクは燃料系統や動力系統など個別に設定されていましたが、ここ近年のバイクは内部にコンピューターが搭載されており、エンジン起動や回転数制御、ギアチェンジサポートなどが全て電装機器として管理されるようになっています。

逆に言うと昔のバイクは電装系が死んでしまってもライトやウインカーがつかなくなるくらいで作動はできたのですが、ここ近年のバイクは電装部が死んでしまうとバイクそのものが動かなくなってしまうということが起こります。

とはいえそんな電装系も今どきのバイクはかなり強化されていて、内部バッテリーは走行をすることにより自家発電され電力が再生産されるようになっています。

ですので基本的には最初に起動をすることができ、かつ定期的に乗っているのであればそうそうバッテリー切れということは起こらないのですが、それでもバッテリー本体に不具合が生じてしまった場合や、何らかの理由で充電ができなくなった時には電池切れの症状が発生します。

バイクのバッテリー切れのときに見られる症状としては、まずライトの光量が減ってくるということがあります。
ここ10年以内に発売されたバイクはすべてエンジン起動と同時にライトアップされる仕様となっていますので、発進前にライトを見ることにより明るさが普段と比べてどうであるかを把握することができるのではないかと思います。

アイドリング中よりも走行中に明るくなるライトですが、いつもよりも暗く感じたら電池切れしかけている可能性があります。

またいよいよバッテリーの電池が切れかけてくると、エンジンスターターを押してもすぐにエンジンがかからなかったり、ホーンが鳴らなくなってしまったりということが起こります。

バッテリー切れを起こさないためのメンテナンス

バッテリー切れが起こるということは「過放電」として蓄電される量よりも放電される量が多くなっていることです。

過放電が起こるのは、電装機器で大量の電力を使ったり、長期間放置をすることで自然放電が起こってしまった時などです。

バイク用バッテリーは通常使用で2年に1度交換をするのが推奨されています。

そのため、普段通りに使用していてバッテリーの残量が減りやすいと感じることがあったら早めに交換をすることをおすすめします。

冬季間などしばらく乗らない時期がある時にはバッテリープラグを抜いた状態で保管をするようにし、乗る直前に充電しておくようにすると運転中にバッテリーあがりが起こるのを防ぐことができます。

新たに電装装備品をつけた時などは、消費電力量に気をつけて消費量が増えすぎない配線をしていくようにしましょう。

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