バイク用スタンドの種類と選び方のコツ
バイクには停車をするときのためのスタンドが最初から付属しています。
しかしサイドスタンドなどでは停車をすることができるというだけの役目しかないので、メンテナンスを行う時には不十分です。
不安定なままメンテナンスをしてしまうと転倒の危険があり、悪い場合には200kg近くあるバイクの車体に体を挟まれてしまいますので、メンテナンスをするときには安全に作業ができるスタンドを購入しておくことを強くおすすめします。
安全面だけでなく、メンテナンス用スタンドを使用することにより作業を圧倒的に早く終わらせることも可能になりますのでよくDIYをする人にとっても便利です。
そこでバイク用スタンドの種類について紹介していくと、大きく分けて「リア用」「フロント用」「ジャッキアップ用」の3つになります。
この3つはそれぞれ用途が異なりますが、だからといって必ず三種類購入しなければいけないというわけではないので自分が頻繁に行うメンテナンスにより使い分けるとよいでしょう。
最も多く使用されているのがリア用のスタンドです。
リア用スタンドの中にもアタッチメント部分の形状がL型のものとV型のものとがあります。
どちらがよいというわけではありませんので作業スペースなどから使いやすいものにしましょう。
次にフロントのスタンドですがこちらはあまり使用機会がなく、かつ使用するメンテナンスはほぼすべてリア用のスタンドを併用することになります。
そのため、本格的なDIYをする時にリア用・フロント用で、セット購入しておくと便利です。
最後のジャッキアップ型ですが、これは便利な反面使用できるバイクの種類が限定されます。
主にアメリカンバイクやオフロードバイクで多く使用されるタイプなので、自分のバイクで使えるかどうか考えて購入してください。
実際のメンテナンスでの使い方
バイクスタンドの価格は製品により幅がありますが、平均的には4000~5000円くらいの間で購入できるものが多いようです。
スタンドを使う場面としては、洗車時に転倒しにくくしたり、チェーン部分の注油や異物の取り除きといったときがあります。
リア・フロントの2つが必要な場面としては、タイヤの交換やオイル交換などがあります。
ジャッキタイプがあれば一つで完全にバイクを浮かせれるのが便利ですが、うまく固定しないとかえって不安定になってしまうので注意が必要です。
バイクスタンドを使用するときに絶対守ることとして、「水平な地面で行う」ことと「スタンド使用中にエンジンをかけない」ということがあります。
これらをしてしまうと転倒の危険があり、また横になったままバイクが動く危険があります。