コンビネーションプライヤーなどがある!
ペンチとプライヤーは似ていますが、開口範囲の広さの違いや針金などを切断するワイヤーカッターの範囲の違いなどがあります。
プライヤーだと開口範囲が広くて、スライド構造になっているためより広げられるのです。
ペンチでは持てない太い物、もしくは厚い物などもしっかりとホールドできます。
例えばコンビネーションプライヤーは、プライヤーの代表格です。
硬いボルトやナットを掴み、回したり熱い物を掴むなどして様々に使えます。
とは言え、使っていればやはりボルトやナットに傷が付いてしまうために、その点には気を付ける必要があります。
掴むという手段のために作られていますので、スライド構造も使えば開口範囲が電工ペンチなどに比べてさらに広くなるでしょう。
よって、大変厚いものであっても掴めます。
ウォーターポンププライヤーは、開口部分が斜めに作られているのが特徴であり、水道の配管に用いられるロックナットを回すというのが用途です。
斜めになっている開口部分の形というのは、ロックナットを回すのを容易にするという目的で考案されたものであり、電気工事および自動車整備においても同様の使い方がされています。
グリップの握りやすい製品や絶縁処理済みを選ぶのがカギ
プライヤーを選ぶなら、用途に合う工具を選ぶのがポイントです。
工具というのは特定となる使い方に特化したものが多いので、1つあれば何でもできるというものはありません。
プライヤーを選ぶとしても、何に関して使うのかという点を明確にして、その用途にマッチしたものを購入しましょう。
また、プライヤーは何かを掴むというのが目的になっていますが、硬く締められたボルトやナットを外す用途もあります。
実際に行ってみると、こうしたボルトやナットは外すために強い力が必要です。
よって、グリップ次第では手袋をしていたとしても痛くなる可能性があります。
プライヤーを選ぶなら、ソフト加工のグリップなどで滑りにくく、力を入れたとしてもあまり痛くならないものを選ぶのがポイントです。
グリップ部分に何も加工がされていなくて、金属の状態になっている製品もあるのですが、素手で使用するととても痛いですし滑ってしまうため、適していません。
プライヤーは電気工事でも使われますが、電気工事では感電に十分注意する必要があります。
用いる工具についても、絶縁処理がされているものを選ぶと安全でしょう。
一般の方であれば電気工事をすることはないだろうと思われますが、電気工作などで使う可能性があるかもしれません。
この様な作業でも感電の恐れはないとは言い切れないので、絶縁処理がされているものを使うようにするのがベストです。