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シクネスゲージの種類と選び方

シクネスゲージの種類

バイクのモーターやエンジン隙間を測定するのに便利な工具が「シクネスゲージ」です。
機械などを設置する際の隙間測定やDIYでも活躍するこの工具は、バイクのメンテナンスにも欠かせません。
隙間や厚みを計測するために使う計測器具であることから、シクネスゲージは隙間ゲージとも呼ばれています。

シクネスゲージと一口に言ってもフィラーゲージ・ダイヤルシックネスゲージなど、使い方や構造が異なる工具があります。
測定物の厚みをデジタルで測定するのに向いているものから、細い隙間の測定に向いているものもあるので、用途や使用頻度に合わせて選ぶのが良いでしょう。

バイクのメンテナンスで使いやすいシクネスゲージは薄い金属の板で構成されていて、それらのパーツはリーフと呼ばれています。
計りたいものの隙間に差し込むという方法で厚みをチェックするのはもちろんのこと、反れや歪みがないかどうかをチェックすることもできます。

シクネスゲージを使うときのポイント

シクネスゲージを使う時には、スリープについている固定ネジを回してからリーフを展開させて使っていきます。
このリーフと言われるパーツは1枚ごとに厚みが異なるので、これを使い分けることで隙間を計測していきます。

隙間の幅がある程度予測できる時には近い厚みのものから、それ以外の場合は一番薄いリーフから使っていきましょう。
計りたい隙間に0.3mmのリーフを差し込めて、0.4mmが入らないということになれば隙間の幅は0.3mmになります。
リーフ同士を組み合わせて使うことでさらに幅広い隙間の計測にも使えますが、重ねれば重ねるほど精度は下がってしまうこと覚えておきましょう。

シクネスゲージの選び方

シクネスゲージは、どのような隙間の計測を行うかによって選びたい商品が異なってきます。
リーフの形や長さ、枚数、精度などからあなたにピッタリのものを選びましょう。

リーフの形には、先が丸いA型と尖ったB型の2つがあります。
真正面から隙間を見て奥まで見通せる隙間であればA型、途中に障害物のある隙間を計測したい場合にはB型を選びましょう。

A型はリーフの幅が変化しないため使い続けても折れにくく、耐久性が高いタイプです。
一方B型は幅が狭いバイクのエンジン部分にも入れやすく耐久面ではA型に劣りますが、横幅がない隙間やネジやボルトの多い隙間にも差し込んで使えます。

隙間を測定する時は、その精度が命となります。
厚さの寸法許容差が厳しく定められているのは、JIS規格品というもの。
工場製品の測定にもぴったりの精度の高いこの商品を選べば、バイクのエンジン作動部分と静止部分の隙間を正確に計測することができます。

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